受け入れて寄り添う

良いお天気にさそわれて
今日も息子と散歩に出かけました

自粛中にきれいなオレンジの花を
咲かせていた花畑は
すっかりしぼんで種になる準備

花が終わって葉が茂りかけていた
梅には小さな青梅がなり

桃花台の名前の由来
桃の木の枝にも小さな桃が


あま~い桃になります

桃花台の桃は本当においしいんですよ


またまたのんびりとした時間を楽しみました

昨日は発達障害を持つ息子
「たっくん」の就職について



ブログを書きましたが


障がいを持つ子の子育ては

本当に大変でそれは
簡単には文章にしたりできません

ずっと、大人にならない子
育てるのはつらいと


思ってきました。

でも、それは違いましたね

ちゃんと、その子なりに
大人へとむかって成長していて

ちゃんと就職したりね

そのスピードが違う
ただそれだけだなぁと

今は思えます





学習塾にもいろんなお子さんが
かよってくれています



孫がいるこの歳になって
今でこそ余裕をもって子供たちと
関わってこれますが

昔は私自身が大人げない大人で
子供たちと向きになって
喧嘩したり



ゲームに夢中になっていたころは
近所の小学生が
「おばちゃん、
 どうしてもクリアできない面がある
 クリアしといて~」
と頼まれて引き受けたり



ポケモンの攻略法を
小学生と話し込んだりするような


ダメお母さんでした

今もまぁ、ダメお母さんには
あまり変わりないのですが💦


成長していない。お恥ずかしい

「たっくん」に障害があるのが
わかったのが12歳 6年生の時


それまでは、育てにくいなぁ
とは思っていましたが



障害はうたがっていなかったですね

でも、お母さんとして
どうしたらいいのか
わからない場面もたくさんあって


育児書をよんだりいろいろしました



「たっくん」の障害をどう
受け入れて寄り添ってあげられるのか





出口のみえない悩みの一つでした

昔のテレビはぶ厚かったのよ

当時、お母さんの勉強室という
番組がNHKでやっていて

さまざまな専門家が
講演をされていたんです

その中で吉岡たすく先生のお話を
いまでも覚えています

やさしい語り口で人気の先生でした


女の子が泣いていて



どうしたの?といっても



泣かなくていいよといっても
ちっとも泣き止まなかったそうです

すると、仲良しの女の子が
となりにやってきて
こうその子にこう言いました

「早よ、泣いてしまい」
(はやく ないちゃいな)

これこそ受け入れて寄り添う姿

と吉岡先生はおっしゃるのです

どうして泣いているのかと
理由を聞いていない 

泣かなくていいと禁止も否定もしない

泣きたい気持ちをそのままに
受け入れて、その上で

泣ききってしまえばいいよ
と寄り添っている

そんなすごい事を
子供同士がさらっとこなしていた




その一瞬をみのがさない
吉岡先生もすごいな
と感心しつつ

目からうろこが落ちた思いでした

といっても、実践するのは
至難の業で


感情に押し流されて
叱ってしまったり
大きな声をあげたり

後悔ばかりですが

この「早よ、泣いてしまい」
ずっとどこかにあって

私をささえてくれている
大切な言葉のひとつです

「たっくん」と一緒に
新緑の桃花台を歩きながら



もし、この子が障がいを持っていなかったら

←←
  30歳だもんね

今日こうして 私の隣で
歩いてくれることはないんだろうなぁ



などと思いながら

この時間を愛おしく思いながら


一歩一歩 歩いた塾長さんぽでした

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