模試で合理的配慮をしてみると…
毎年お正月は
全県模試で仕事はじめ
みたいになってきました
今日は朝8時半から
全県模試を受ける為
子ども達が集まってきました
3年生にとっては
本番の受験前の最後の模試
ここで良い結果をのこして
気分よく受験したいところです
この全県模試も
6月頃の回からは
来年度の入試にあわせて
マークシート化するようです
書字に障害のある子にとっては
朗報といえるでしょう
読みに問題がなければですが
エンカレッジ桃花台では
合理的配慮をおこなっています
問題の読上げをします
これは本当にただただ
問題を読み上げるだけの作業です
読上げサポートをしてみて
実感しますが
人間は本当にマルチに
いろんな機能を連携して
生きているんだなぁということがわかります
例えば
図1の説明です
図1のAの部分にはいる出来事として・・・
などと読上げるのですが
実際はその分を読みながら
横目で図1を確認し
Aの部分に入る言葉を
頭の中で探してるはずです
この作業たぶん、意識せずに
同時にやってたりすると思います
ところが
「読み」に困難さがある人は
文字を音に変換するだけでも
大変な作業をしています
そこに苦労のない人たちは
「読み」という文字を見て
「よみ」という音をあてる
又は声にだすことは
ほぼ自動化されてしまっているはずですね
中3ともなると、一教科の模試のテスト問題の
中だけでも、まぁ沢山の言葉がふくまれています
そして、中にはとても難解な文章を
つづる作家さんの作品が問題となっている
国語の問題があったり
今はとても使わない言葉遣いの古典・古文が
はいっていたりします
黙読に比べ、音読は時間もかかります
これだけでも時間が必要なのはわかりますよね?
問題を抱えていない大人の私たちでさえ
音にして読むのは結構大変で
それだけでなく、詳細な部分まで
よみとって問題を解かなくてはなりません
こんな大変な作業を
小さなころから、そうとは気が付かづ
他の事同じように授業をうけ
テストで試され続けてきた
そう思うと、その大変さに
胸が熱くなるおもいです
そのほとんどのお子さんが
自分と周りの違いに気が付かず
自分は頭が悪い
勉強ができないと
思いこんでいます
そして、勉強がきらいだと。
でも、それはとてももったいない事です
的確なサポートがあれば
考える力はちゃんとあります
ひょっとしたら、耳から聞く事だけで
ここまで頑張ってきた副産物で
記憶力が良かったりすることさえあるのです
問題の読上げサポートをしただけで
一桁しか取れなかったテストが
半分近く取れるようになったりして
本当におどろかされます
今回、ICレコーダーに
国語の問題を録音して試してもらいました
自分で何度も繰り返し問題文をきけたり
自分のペースで問題がとけたりして
やりやすかったようです
国語のテスト。問題文を一度読むだけでも
大変ですが、よくある
----------①の部分に書かれた「その事」とは
どんな事ですか?文中から選んで10字で答えなさい
などという問題のとき
もう一度問題文を読みたいですよね?
でもどこから読み直したいのかを
伝えるのがむずかしい
こちらが勝手にこの辺だよねと
読み始めるわけにもいかない
前回読上げ補助をしたときに
すごく困ったんです
だからボイスレコーダーに
吹き込んでおけば
自分ですきなところまで もどって
聞き直すことができるので
優れものです!
これ、本人も手ごたえを感じてくれました
今後は英語も録音しておいたり
もしくは
ペン型のスキャナーを使って
自分でなぞりながら
再生できるシステムをためしてみたり
してみようと思っています。
模試だけでも 本当に
沢山の準備が必要なので
合理的配慮の壁が高いことも理解はできます
ですが、そこに必要としている子がいるなら
その子を活かす道を学校の先生がたには
探って頂きたいと思います
そして、その為には
学校にもっと予算をください
政治家の皆さん
支援できる人材を入れてください
それもこれも全部「先生」では
とてもとても 回りません
子ども達にもっと、予算をつかってくださいませ!!!!
新年の初めにこころよりお願いいたします!!!!
今回は 1,2年生も受けました
来年にむけてどのくらい実力がついているのか
しっかり理解して次の学年にそなえましょうね!
学習塾エンカレッジ桃花台では
来年度の受講生を大募集していますよ!
早期にお申込みいただくと
お得なことも沢山あるらしい・・・苦笑い
今年はこの辺りの企画を
塾長じゃなくて
新しく入った小川室長が考えてくれていますよ!
それはまた、お知らせしますね!