「王女アレキサンドラ」信じるちから
塾長はマンガが大好きです
マンガは今や
日本が誇る文化です
マンガも十分に読書
そう思います
ガラスの仮面も
私の大好きなストーリー
残念ながら
未完結のまま
その美内すずえ作
1巻完結の
「王女アレキサンドラ」
大好きな1冊です。
アレキサンドラは8歳のとき
事故で失明します
15歳の時に亡くなった母の
「あなたにできることは
信じることだけです。
人々が与えてくれる
光を信じなさい
人々の愛を信じなさい」
との遺言を胸に
どんなにつらい事があっても
信じるこころを忘れませんでした
父である国王が再婚し
継母は自分の息子を国王にするため
アレキサンドラを
おとしめようと様々な
いやがらせを仕掛けます
王女の無力さを国民にしらしめる為
災害にあった人達のところへ
目の見えないアレキサンドラを
視察に向かわせます
被災地では
自分たちの災害のひどさも
見えない王女が
視察にきて何がわかるんだ!
と怒っていました
アレキサンドラは
見えない体で
誰の手もかりず
歩き始めます
がれきにツマヅキ
何度も転んでは起き上がり
被災地の人たちにところへ
たどりついた時には
ボロボロのドレスと
傷だらけの姿で現れました
そして人々に
この災害がどのくらい
酷いものかわかりましたと気遣い
かならず立ち直ってもらえるよう祈ります
みなさんが元の町と生活を
取り戻せることを信じています
と伝えました
マンガの中のお話ですが
今、なぜか心の中に
わきでるように思い出しました
人の上にたつ立場の人は
人の傷みのわかる人であってほしい
その姿をみてこそ
人々はついていこうと
決心するんだと思います
学習塾でこどもたちの
未来をおあずかりしていると
思って仕事をしています
アレキサンドラが
信じることで
自分をよく思わない人
自分をおとしめようとした人たちでさえ
気持ちを変えてしまったように
わたしも塾生たちの
オンライン学習の
画面越しから聞こえる
ことばを信じています
どのお子さんも
それぞれの感じ方で
いまの状態を思い
それぞれのスピードで
成長していこうとしています
勉強はきらい
正直にはなしてくれる
子供たちに
面談でひとりずつに
こんな話をしました
どうして勉強しなければいけないと思う?
それは、今みたいな時
自分たちの生活を守れる人になるため
こんな時はさまざまな
デマがながれるでしょう
トイレットペーパーがなくなるとか
材料が中国からはいってこなくなるなんて
でも、みんなは「地理」で
日本の産業について
貿易についてならうよね
トイレットペーパーが
国内でつくられている事を
みんなが知っていれば
だまされずにすむよね
消毒液がたりなくても
家庭用漂白剤をうすめれば
つくれるけど
濃度の計算をしらければ
むずかしいかもしれない
薬品の性質をしっていないと
思わない事故がおきるかもしれない
ニュースの言葉を正しく理解できないと
助けてもらえる機会を失うかもしれない
国の仕組みや法律を知らなかったら
自分が働いてもらえるお給料だって
正しくもらえているかさえ
知らずに損をしている事だってある
だから、中学校の時にならう
勉強の内容は
生きていくために必要な
最低限の知識ばかりなんだよ
よい高校に行くためとか
いい会社に入るためとか
それ以前に、
生きていくために
必ず必要なことだから
知っておいて
自分や家族のいのちを
まもれるような人になるために
中学までに習う事は必ず
身に着けておこうね
うれしい事に
エンカレッジの塾生たちは
みんな 素直にきいてくれました
そして
その「わかった」という言葉を
うんうんとうなづく姿を
アレキサンドラのように
信じている塾長でした。
災害は大変だけれど
乗り越えた後には
乗り越えたからこそ
得られらものがあると信じて
やれる事をやっていきましょう
漫画から学ぶことは多いですね。