備えよ常に

小牧市桃花台
学習塾エンカレッジ桃花台 塾長ブログ №6
~みらいに直接役立つまなびを~

京都大学の教授が「ABC理論」の証明に成功したニュース
コロナのニュースでいっぱの中で
唯一明るい話題でした。



きっと、コロナ騒ぎがなかったら
トップニュースで
ワイドショーが
追っかけまわしてたでしょうね。



甥っ子が、京都大学の大学院の
数学科で博士号を取得し
今は東大の研究室にいます。

前に会ったときに
覚えていませんが、
なんとかっていう
問題に取り組んでいて 

学生時代に、
いまだ解かれていない問題を
解いたけれど、

それが正解かどうかを
誰かが証明してくれないと
だめなんだ…といっていました。

途中からさっぱり
何をいっているのか
わかりませんでした 笑

この甥っこ
数学さえやれたら

ブルーシートで暮らす生活でもかまわない

と言っていました

そんなに好きなものがあるのは
いい事ですが、

親は大変だったと思います

妹の子供ですが、
30歳ちかくまで学生

しかも大学生活は
10年 

いくら国立大学といえど
働いてくれているのと

学費を払い続けるのでは
親の金銭的負担は大きく違ってきます。

実際には奨学金や
国の研究費がでたりとかは
ありますが

下宿の費用などもかんがえると
大変だったと思います

妹夫婦はどちらも高卒なのですが
(そういう私も商業科の高卒です) 

京大の大学院に通う息子に

「もう就職してくれないかな?」

と言った事もあるとか 

実はその京大に通う甥っ子の妹
つまり姪っ子なのですが

その姪っ子が
エンカレッジの英語を
教えてくれている
あかね先生です。

彼女も愛知県屈指の進学校
を卒業しています。

そして、弟くんも
東北にある国立大学をでて
今は
大手ゼネコンに就職しています。

3兄弟とも
いわゆる すごく立派な学校へ
進学することができました。

いったいどんな教育をしたんでしょう?


すくなくとも、私の妹は
勉強が好きな人ではありませんでした

編み物や手芸が得意で
家政科に通っていました

成績もいたって「ふつう」でした

あかね先生にきいてみると

塾も近所のお値打ちなところ

自学自習にちかい塾だった
ということです。

家の手伝いをよくやらせる
お母さんだったらしく

手伝いをさせられるのが
本当にいやでしたが

宿題をする というと
免除される


だから、宿題もないのに
宿題だと嘘をいって
勉強していたんだそうです 笑

また、ゲームもあまり買ってもらえないので
一つのゲームをやりこむしかなく

完全クリアはもちろんの事
裏技まで全部調べたり
あれやこれやと
一つのものをこねくり回して
何度もやりこんだそうです



じゃぁ、うちの子が
同じようにしたら

京大に行けたとは思いませんが

そういう下地の中で
物事をとことん突き詰めたり

学習のほうが楽しい
(正確には勉強のほうがまし w)

そんな事が身についていったのかもしれません

いずれにせよ

ある日急に子供たちが
勉強しだす
賢くなる


などという事はないということです

中学になったから
勉強しなさい

テストがあるから
勉強しなさい

は大人の勝手な都合です。


学習塾経のしろうとだった私ですが
この2年間あまりの
わずかな経験の中でも
確信をもってお話できることは

子供が自分から
「やる」
と決めたら
自然とのびる

自分から学習しはじめる 



という事と

やろうとしている事を
否定せず

まずはやってみる事を
応援する

失敗しても
その失敗から対策を見出し

それを実践してみる

またダメだったら
もう一度次の対策を練る

これに、根気よく付き合う


これが、とても大切ということです

この過程を通らないと

子供たちはプラスの経験を
身に着けていけないんじゃないか 


と強く思うのです。

以前のブログでお話した
トライ&エラー

そして 改善

この繰り返しです。



学生時代
しかも小、中学生です。

この時期の失敗なんて
失敗といいません。


これから
その失敗を何とでも
活かしていけるんです。

それだけの時間を、未来
子供たちはもっています。


エンカレッジでは
中学2年生までは

この姿勢を身に着けてもらいたい
という事に力をいれたいと思っています

そして3年生になったら

高校入試という

15歳全員共通の「クエスト」
が立ちはだかります。

クエストっていうのは
私の好きなゲームでは

なんというか 
「課題」
みたいなものです。

このクエストをクリアするために
どう動けばいいのか

何のアイテムを集めればいいのか

どうすると それが
効率よく 課金することなく
できるのか

それを考えるのが
私は 大好きです。

課題は共通でも


解決の仕方は何通りもあって
人それぞれに違います。


まなび も
そうであって欲しいが

私の考えです


クエストを与えられたとき
3年生たちが
自分のやりかたで動き出す

これからが本番となります。

ですから、1,2年生の時
こんなんでいいの?
と思われるかもしれませんが

3年生までに、

いわゆる 勉強きらい

になってしまうと

高校選びがうまくいかないんです

クエストの目標を
下げてしまうと

これはずっとひきずります

自分の能力そこそこ
もしくは

自分の能力以下の学校を

クエストの目標にすると
 (志望校)

せっかくの3年生が台無しになります


志望校は高くしてほしい
ではありません。

行けるかいけないかでなく

本当に行きたいと思うところ
決めてください

後で方向修正はできます。

昨年の塾生は…


昨年の3年生も
春のこの時期には

とてもいけそうにない

そんな学校を目標にした子が
何人もいました

私は、ひとりも無理だよとは
この時期いいませんでした

彼女たちは
目標に向かって本当にがんばりました

やってもやっても
学校のテストの点数が伸びなくて

一学期のテストは
努力に見合わない結果でした



本人たちも凹んで

「がんばっていますよ
一生懸命学習しています」

とお伝えしても

期待したお母さん達からは
でも先生、テストの結果になっていません

とお叱りも受けました

がんばりは伝わります
学校の先生も
しっかりと 見ていてくださいます

内申点はしっかりUPしていました

模試の偏差値も


数学 26 → 47
英語 35 → 51

やった~


それぞれ別のお子さんですが
結果がついてきたのは
夏休み 夏期講習の後です。

備える時間を
どうか 見守ってあげてください


失敗させたくない
お母さん達の気持ちは

よーく よーく
わかります。

私も2人の子供を育ててきた
母親ですから

でも、古い言葉ですが

若いうちの失敗は買ってでもしろ

です。

備えよ常に


昔ボーイスカウトの
お手伝いをしていた時に
掲げられていた言葉です

今年は 
50年以上生きてきた私でも

かつて経験したことのないような
一年となりそうです

世界中で小さなウィルスとの
戦争のような状況が続いています。

この年に受験をする
3年生。

一年の間の予定が
見通せません

学校、保護者、塾、
そして 受験生が
ともに 知恵を出し合い

備えていきましょう!

励ましあって
乗り切っていけるよう

がんばっていきましょう。



最後まで読んでくださり
ありがとうございます。



学習塾エンカレッジ桃花台

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA