小さな学校の時代がやってくる?
今日は2番目のお孫ちゃんの3歳のお誕生日です!おめでとう!みーくん。
このみーくん。ちょっとサイズが小さめな男の子。最近弟ができたのですが、4カ月の弟君がすごいスピードで大きくなってて、ひょっとしたらあとちょっとで抜かれちゃうかな?という勢い。でも、とっても優しくて周りをよーく見ている男の子。お話もとっても面白いし、お母ちゃんへの気遣いもすごい。弟もめちゃくちゃ可愛がってくれる小さくとも立派なお兄ちゃんです!
小さいといえば、最近は小さな学校が注目されてきているのをご存じでしょうか。
最近めぐり合って買った本を今読んでいます。
「小さな学校の時代がやってくる」スモールスクール構想・もうひとつの学校の作り方・・・辻正矩著
まだ全部読めていませんが、とても興味深く読ませていただいています。
学校の形が小さいか大きいかという問題ではなくて、もっと学ぶ形に多様性があっていいような気がしているのです。ここ3年程一般の学校で学ぶにはハードルの高い子ども達がいる事を知り、サポートする活動をしてきました。沢山勉強もして、学校への働きかけもしてきました。メディアの方や、行政への働きかけも、まだまだ不十分ですがやってみました。でも、どこかしっくりこないものがあります。1か0かの選択ではなく、今の学校が良いという考え方もあっていいし、今の学校制度に合わないと思う子がいてもいい。その両方の子供にちゃんと居場所があるのなら、その両方の子供にちゃんと未来があるのならどちらでもいいと考えるようになってきました。
枠組みを変えるのは大変すぎて、時間がかかります。それもとても理解できます。でも、まってられないなぁとも思います。
たった一人の子どもでも、その子や家族にとっては唯一無二の一人です。
合理的配慮をお願いしたときに、よくよく先生方から聞くお返事は
「先生たちも忙しい。一人の子に特別に時間をかける余裕がない。だから無理です」
という言葉です。どの学校でもどの先生でも同じようなフレーズが返ってくるということは、制度がそうなっているのでしょう。
法律でどれだけ「対応することが義務です」とうたってあっても、変わらないのです。
私たち民間の事業者は法律で決まっていることをやらずにいた時、忙しくてスタッフに余裕がありませんでしたという理由で勘弁してもらえる事があるんだろうか?いや、ないですね。めちゃめちゃ忙しかったから赤信号無視したけどしかたないですよね?は通用しないです。
私は慣れない土地で、ちょっと地元にはないタイプの信号の設置の仕方がしてあった交差点で、そうとは知らずに右折したことがあります。すると警察官がたっていて、話しかけられました。「どこの信号をみて右折されましたか?」私はあの信号ですと答えると、この交差点は見にくくてよく間違える人がいるんですが、あの場所に信号があって、その信号は直進のみの矢印信号がでてたんですよと教えられました。
知らなかったんです。信号無視するつもりなんてありませんでした。
は、通用しませんでした。合理的配慮を求められたら公立の学校はそれにこたえる義務があります。受け入れられない時は、その合理的な理由を提示し代替え案などを提案しなければなりません。先生方はご存じないかもしれませんが、法律は知らなかったでは勘弁してもらえないものです。どうか、ご理解ください。
そして、そのような状態を放置しているのは管理する立場の組織の問題だとも思います。どうか、広く認知をお願いします。お母さんたちもご存じない方がもっともっと多いのです。だから、学校の先生に迷惑そうに言われるとひるんでしまわれます。子供が学ぶのは権利です。まして、義務教育です。学ぶ機会を奪ってはいけないはずです。
義務教育とは、学ぶ義務が子供にあるのではなく、子供を学ばせる義務が大人にあるのです。
しかし、配慮を受ける事が最善の策ともいいきれないと思い始めたこの頃に小さな学校の本をみつけたのです。先日見た「夢見る小学校」や今度勇者アカデミーで上映会を予定している「みんなの学校」の影響もあるかと思います。
できないわけじゃない事がわかりました。ただ、大変なんでしょう。でも、やってみる価値はあるのかなぁと漠然とですが思い始めました。
小さな学校。。。できないかなぁと。