螺旋(らせん)の先にあるものなーんだ?
子供たちが
良く口にする言葉ベスト3
つかれた
めんどくさい
眠い
小学生がつかれるって
昔はあんまり聞かなかった
とおもうんだけどなぁ
今日も2年生の子が
九九が思うように覚えられず
プリントやるのめんどくさい
つかれた
とぐずぐずぐず
でもこればっかりは
繰り返し計算して計算して
覚えるよりほかないのです
2年間 子供たちと学習塾で
関わってきて
わかった事が沢山あります
それは、何をいまさらと
思われるかもしれませんが
繰り返すことの大切さです
そう、子供たちは特に
繰り返した先にしか
手に入らないものが本当に多い
私はそれまで
同じことを繰り返しやる
ということに価値を感じませんでした
因数分解も方程式も
解く理屈さえわかれば
解けるものを
何度も同じような問題を
どうして解くんだろう?
と思っていました
数学は文章題はその都度
設定がちがっておもしろいけど
計算問題はただ繰り返し
問題を解くだけで
好きではありませんでした
小学校の教科で
中学に行くと
唯一、呼び方の変わる教科があります
算数 → 数学
そう、小学生の内は
計算を学習するのです
様々な計算
四則演算
小数・分数
面積、体積、単位
大きな数、比、概数
これが算数です
数学は計算力が勝負ではありません
数にまつわる理屈
理論を学ぶので
中学になると
数字の大きな計算は
あまり出てきません
私は小学生のとき
算数が大嫌いでした
いや、中学も高校も
数学は一番きらいだったかも
しれません。
(今はおもしろくて大好きです)
この算数が、繰り返しのたまもの
簡単に覚えた事は
簡単にわすれてしまう
コロナで学校が休校になって
子供たちは学校へ毎日いかなくなったので
知らずに行っていた
毎日繰り返す事が
できなくなっていました
学校の学習の遅れを
取り戻せるか
良くニュースになっていますね
これは、少し長い目が
必要なんじゃないかなぁと
感じています。
子供たちの学習は
まるで螺旋階段のように
同じことを繰り返し
ぐるぐると回りながら
上へ上へと
学力を上げていくものです
だから、難しい問題を
一問解くより
優しい問題でいいから
数をこなして
自分のものにしていかないと
いけないんだなぁと
近頃特に思います
国語も同じ
何度も何度も読んで
何作も何作も読み続けて
その先に知識の蓄積と
理解がまっている
そういう努力が
本当に大切なんだなぁ
私は3行日記さえ
3日続けられないくらい
繰り返す事の苦手な人間で
逆に新しい事は興味津々
好奇心の塊で
興味があるものには
すぐにのめりこんでしまって
一つの事に地道にじっくり
取組み続ける事ができない
究極の器用貧乏な人生でした
なんでもそこそここなすけど
なんにも極められない
その私が、奇跡的に
毎日欠かさずブログを書き続けています
一緒に続ける仲間がいてくれる
事もとても大きいです
書き続けて、書くことがなくなって
読み返してみて、絞り出してみて
苦しみがぐるぐるしてきて
そこを抜けるとまた
同じような小康状態が続くんです
でも、その時少しだけ
遠くがみえるようになってる
そんな繰り返しを今味わっています
私もまた、子供たちと同じように
繰り返し、繰り返し
毎日毎日
自分と向き合って
文章を連ねていく中から
九九を覚える子供のように
身に着けていく大切な事があって
この先にしか手に入れられない
何かがあるんだろうなぁ
とつくづく感じています
コロナ休校あけの
学校生活に疲れがでている
子供たち
ここからが、本当に
コロナの影響がでてくる
そんな気配がただよう
一週間のはじまりです!
いざ!