情けは人のためならず

この言葉の意味を

『情けをかけることは人の為にならないよ』

と認識している人と

『情けをかけることは人の為じゃない自分の為になるんだよ』

と認識している人は

ほぼ半分半分らしいですね

ですが、年代別にみると
60代以上を除いた
すべての年代


上の「人の為にならない」の意味で
とらえている人が上回るのだそうです

この言葉、本来は下の意味です

情けをかけることは、巡りめぐって自分の為になる事です。人の為じゃないんですよ』

言葉は時代ともに
緩やかに意味をかえていくものですが

この言葉の意味が
人の為にならないという
まったく逆の意味にかわっていくのは


個人的には悲しいですね

いかにも 現代日本らしい変化

のように感じます

そもそも
この言葉、わかりやすく
情けは人の為じゃないという風に
書き直しても

尚、はっきりしない感じじゃないですか?

「情け」って何?

辞書でしらべると

情けは 思いやりや親切、人情という意味

だから、子供たちにもわかりやすく言うと

人に親切にしたり
  思いやりをもって行動することは
 その人の為だけじゃないんですよ
 その思いやりが、やがては
 自分にも返ってきます。そういうものです

     

となると思います

今風に言えば

『施されたら施し返す 恩返しでっすっ!』

でしょうか(笑)…こっちのほうが
一瞬でわかりやすいのかな?ww

ちょっと違うね
(恩返ししてくれる事もあるからねって感じかな?)

情けは人の為にならないという
概念がひろまってしまうと

人の為にと行動することが
「いやいや、それは良くないことだよ」

と価値観が変わっていきます

そんな世の中になってほしくないですね

たった一つの言葉だけれど・・・
人間は言葉を使って

コミュニケーションをとり
繋がりあって生きているから

簡単に扱っていいものではないですね

私もブログを書くようになってから
意味をしらべるようになったり

以前より言葉を意識するようになりました

文章にすることは
いろんなことに気づかせてくれることですね

自分の気持ちを文字にする事で
みえてくるものがあります

でも、読み書きの苦手な子たちは
アウトプットする事に

すごくエネルギーを必要とし
時間を必要とします

自分がすらすらできる事を
できない人がいると

つい、怠けているとか
こんな簡単な事ができないはずがない
ゲームならすぐにやれるのに…

など思いがちです

でも、ゲームをする力と
別の力で(脳の働きを含めて)

読み書きがおこなわれているから
一緒にしてはいけない事を知ってください

そして、

「あれ?他のことは器用にこなせるのに
 どうして読んだり書いたりだけできないんだろう?」

と気づいてあげてください

ほんの少しの「情け」が
大きな助けになる事があるからです

情けは人の為ならずですから…

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