諦めなければ叶う

こんばんは!
子どもも大人も学べる塾
エンカレッジ桃花台 塾長
橋本真弓です

ちょうど昨年の三学期
ディスレクシアについて
学び始めていたころでした

素人判断は
うかつにはできないけれど
6年生からずっと
その子にかかわってきて

いろんな小さなことが
パズルのように当てはまりだして
本当に思い切って
お母さんに失礼かもしれないけれど
と切り出しました

発達性読み書き障害

発達性とは生まれつきという意味
その名の通り
読んだり書いたりする機能の
どこかにうまく働かない機能があり

文字を認識する力が弱い状態をいいます

入ってくるところが弱かったり
出口機能が弱かったり

人によって様々です

今、子供の能力を測るには
よくWISKという検査がとられます

言語理解
近く推理
ワーキングメモリー
処理速度

の4分野を数値化します

どれも100が標準値

すべてにおいて75以下になると
障害の可能性が高くなります

100以下75より上は
境界値の子供たち
いわゆるグレーゾーンの子たちです

ところが、この4分野に
ばらつきのある子たちがいます
できることとできないことが
はっきりして、差が激しい

そんな子たちを
発達障害とよんでいます

発達障害の子供たちは
約1割をしめます

メガネが必要なこと
同じくらい多いのかもしれません

また、その中に
いない子たちの中にも
発達性読み書き障害の子たちは
隠れています

IQの高い低いにかぎらず
存在するのです

今回、エンカレッジ桃花台でも
受験生の中に読む力はあるのに
書くちからのないお子さんが
いました。

3年生の2学期から
お預かりして
そこからの検査でした
間に合うんだろうか

そんな思いで焦りもありましたが
WISC検査とディスレクシア検査

両方を受けてもらって
その上でその検査結果をもって
学校と話し合って
定期テストでの合理的配慮と
受験希望校への入試での配慮

本当に親身になって
その子をたくさんの方が
支えてくださったと思います

親御さんはもちろん
学校の先生
学校医の先生
そしてなんといっても
ディスレクシア協会の吉田先生

吉田先生の検査と
一人ひとりに親身になって
詳しく書かれたレポートが
たくさんの方の心を動かす
きっかけとなったのは間違いありません

もちろん、
テストを受けるのは本人

誰よりも本人ががんばった結果だと思います

無事に希望の学校に合格できました

心からおめでとうございます

その子を含め
今年も私立希望の子も
公立希望の子も合格をもらうことができました

昨日はその3年生が集まって
お別れ会でした

みんな晴れやかな笑顔でした
かかわった先生方も集まって
楽しい時間となりました

こんなにも、塾生同士が
みんな仲良くて
先生とも仲の良い
塾ってなかなかないんじゃないかな

本当にうれしく思います

さようならが苦手な塾長は
卒塾生に限って
高校生のうちは
自習室の利用は無料で
利用してもらえるようにしました!

今年も、その前の子たちも
良かったら顔見世にきがてら
自習室を使ってくださいね

待っています
学校での様子を聞かせてくださいね

楽しみにしています

まだまだ
発達性ディスレクシアについては
なかなか世の中に浸透していません

なにそれ?という方も多い
なによりも自分自身が
ディスレクシアであることに
気が付かず、勉強ができないと
思い込んで自分に自信がもてずにいる子が
たくさんいるのです

周りにひょっとしたら
と思われ、困っていらっしゃる方が
みえましたら、お気軽にご相談にいらしてください


ディスレクシア協会の
吉田先生にお繋ぎします

せっかくの力を
かけないことだけで評価を下げられてしまっては
一生が変わってしまいます

どうか諦めないでくださいね
諦めない心の先にかなうものがあります

3年生のみんな
本当におめでとうございます

そしてこれからが
また新たなスタートですが
みんなはちゃんと
自分の力でこつこつと

学習するすべを知っています
それを忘れず高校でも
たくさん学習してくださいね

苦しくとも楽しいのが
学習です
そしてそれは一生続きます


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