テストは何のためにあるの?

梅雨らしい雨もないままに、早くも関東地方が梅雨明けするかもとのニュース。
びっくりですねぇ。こんなに早く、そして暑い梅雨明けは2018年以来だそうです。
そして、2018年はあの、西日本豪雨の発生した年でもあるとのこと。急な雨の被害。気をつけたいものです。



このニュース。テレビではなく最近はもっぱらYouTubeでみています。
だって、自分のタイミングで見れるから。番組表なんてみなくても検索すればいつでも、どこでもニュースだけでなく自分の見たいものだけに絞ってみる事が…いえ、見続ける事ができる。便利な世の中になりましたね。

私がよく見ているYouTubeチャンネルの一つに英会話動画がバズりまくってるKevin’s English Roomがあります。
アメリカ生まれアメリカ育ちのケビンと、フランス留学経験者で9ケ国語話せるやまちゃん、日本育ちの純粋な日本人IQ140 かけちゃんの3人組のユーチューバートリオです。

英語の投稿が多いのですが、数学についての動画がありました。↓↓↓ 見てみてください。

この動画をもって、すべてを知ったようなことは言えないのですが、最近ちょっと思うできごとがあったんです。

ある中学校の数学の問題について。昨日ワーキングメモリについてのブログを書きました。

ワーキングメモリが弱いとどうなるのかな?

支援者の為の勉強会で「ワーキングメモリ」ってなに?というテーマで勉強会をしました。その内容をシェアしようと思います。 ワーキングメモリってなんだろう?聞いたこと…

子どものワーキングメモリと大人のワーキングメモリはその発達段階に当然ながら差があるんですね。
私も中学生の時ぜんぜん数学の問題がわからなかったです。今よりも学校へ毎日行っていたのだから勉強する時間は長かった。なのに解けない問題がおおかったんです。だから、自分自身数学は嫌いだったし、解けない苦手科目だと思い込んでいました。
ところが、50歳も過ぎて頭も相当劣化してきてるはずなのに、今のほうが解ける自分が不思議でした。

因数分解も2次方程式も、平方根の計算も今なら解けます。
ワーキングメモリが子供のころより発達しているんですね。それに、経験も何かしら影響を与えているのでしょう。



中学校のテストって、学習した単元をちゃんと理解できていますか?っていう役割なんだと思うんです。
でも、ある中学校の数学のテスト問題は、それはそれは解きにくい問題ばかりが並んでいました。また、問題の出し方も独特で切り替えのききにくい出題の仕方がしてありました。聞けば、いつもよりも平均点が低く、難しかった。学年トップの子でも80点台だったと。

問題もひねくれた問題が多めではありました。しかし、それより気になったのは出し方でした。
特に公立高校の入試問題の出題傾向にあわせたという感じでもなく、子供たちが混乱することをねらってるのか?という問題の配置。

出題された問題のみづらさ。また、平方根の問題は、文章とずれて計算式が印刷されていて、子供たちはこのずれを修復しながら問題を理解し解かなければなりませんでした。これ、どのくらいの処理をマルチでやらなければならないか・・・

ワーキングメモリの低いお子さんでは負担が大きすぎて、本質であるはずの、テスト範囲の単元を理解しているか…という目的から外れてしまっている気がしました。
これは、プロである先生のミスと感じました。

問題を簡単にしろと言っているわけではありません。
その単元でならったことがキチンと理解できてるかを図れる問題をだしてほしいものです。
他校の問題を見て安心しました。あぁ、この先生はわかってらっしゃるなぁと。いや、圧倒的にそういう先生の方が多いのですがテストの出来がいい、悪いは生徒の成績だけでなく、それを理解させなければいけなかったはずの先生の成績でもあると思うのです。

平均点が低く、怒っていたというその先生。教えるプロ、評価するプロとしてもう一度問題を考え直していただけたらと思います。
もう一つ、問題にルビが降ってありましたが、そのルビも 「その値をこたえよ」の値の文字に「ね」とルビが。。。
これも、混乱のもとになりかねないと。。。

基礎基本を理解できているかどうかを 図らなければその先が理解できているかなんてわかりません。
数学嫌いを作るばかりじゃないでしょうか?

数学はその法則性を理解したり、学び始めると楽しいものです。
みんなに楽しさをしってもらいたいなぁと切に思います。

テストは子ども達の理解度の評価&先生の指導力の評価だと思います

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA