大人の思い込み 子どもは…
今日は一段と風の強い桃花台でした
エンカレッジ小牧には
プログラミング教室に通ってきてくれる子
学習塾にきてくれる子
オンラインでプログラミングレッスンを受講してくれている子
のほかに、学習に苦手さを抱えて
個別レッスンに来てくれている子がいます
今日は毎週高速にのってきてくれている
女の子のレッスンでした
今日はタブレットを使って
分数のアプリで学習しました
いつもはお話しが大好きで
ずーーーーっとお話しし続けてくれます
時には集中できなくて
お話しに終始してしまうこともありました
でも、今日のアプリは
一人であれこれつぶやきながら
話掛けられることもなく
私の方がちょっと寂しいくらいに(笑)
集中して取組む事ができました
ICTを使ったアプリって
実はたくさんあります
私もなんとか子ども達にとって
わかりやすいものはないかと
沢山ダウンロードしては試しました
でも、へんなCMが沢山入ってしまうもの
簡単すぎて効果を感じないもの
逆に複雑すぎて進めないものなど
効果を実感できそうなアプリって
なかなか無いものです
でも、分数を理解するためにさがしていたアプリで
「分数マンモス」というアプリを見つけました
このアプリ進めるにあたって
説明などまったく文字がでてきません
数字と分数はアイテムの中に出てきますが
その説明もなにもありません
そもそも分数がどんなものかという
説明さえないんです
でも、読み書きが苦手な子も
楽しそうに集中してやっていました
すごく考えられていて
よくできています
マンモス君はしゃべりもしません
噴火する猫ににた火山も
なにもはなしません
外国で作成されたアプリのようですが
クリアしたとき、次のエリアに行くとき
そのエリア名などは日本語化されています
知育の部分も多分にもりこんであって
自然と考える癖がつきます
何度でも失敗できます
ゲームオーバーになりません
だから、子ども達は
慎重になりすぎずどんどんチャレンジできます
何度も何度もやり直せるのです
失敗するたびに学んで
こんどはそうならないように違う手を考えます
見てると大人は歯がゆくて
ついついヒントをいいそうになります
ここが我慢のしどころです
いいんです。簡単に正解しなくても
わかるまで、納得するまで
やり直して大丈夫
アプリは何も言わずに付き合ってくれます
このアプリ秀逸だなと思うのは
説明文も音声もなく
そっと選択肢を一つずつ減らしてみたり
狙いをつけやすいようにさりげな~く
ギミックが追加されていたりします
夢中になっている子どもは
ひょっとしたら気が付いていないかもしれないくらい
さりげないフォローなんです
素敵だぁ
私がアプリをつくったとしても
こういう発想はなかっただろうなぁと
感心しきりです
私は余計なことを言いたくなりそうなので
敢えて離れたところから
別の作業をしながら見守ります
ADHDのはずのあの子が
ASDのはずのあの子が
図形は苦手のあの子が
分数なんてきらいのあの子が
夢中になって次へすすもうとしています
プログラミング教室をしながらも
算数苦手キッズには
アプリ教材よりも
触ることができて五感を使って理解できる
リアル教材のほうが威力をはっきする
と実感していた私でしたが
分数マンモスはその偏見を吹き飛ばしてくれました
どんなものでもいいものは
やっぱりいいんだ…と
子どもが自ら学ぶ力をもっていること
改めて感じる事ができました
わかってたつもりの私ですが
まだまだ修行がたりません
ついつい、教えようとしてしまう
大人の悪い癖です
今日も良い学びを得ました