最強の武器『課題解決能力』

新学期はじまる!新しいクラスはどうだったかな?

令和4年度の新学期が始まりました。エンカレッジでも新学年の授業が始まっています。当塾では通常時は数学、英語、理科の授業を3年生は毎週、1,2年生は隔週で行っています。少人数のグループ授業です。2人~4人の授業なのでとてもアットホームです。その中でもやっぱり少し、進度や理解度の差がどうしてもでますから、ちょっと困っているなと感じると声をかけて個別に指導したりもします。絶えず子供たちと話したり、相談したりしながら自由自在に変化しながら進められるのは個人経営の塾の良きところともいえるでしょう。特にエンカレッジ桃花台では、読んだり書いたりすることが苦手なお子さんへの対応は積極的におこなっていますから、ICT機器の利用はもちろん、さまざま工夫を重ねています。

例えば、数学の計算問題。ある子はどうしても途中式の間に混乱してしまいます。私が代筆するととてもスムーズに問題を解きます。理屈はちゃんと理解されその子の中にはいっているのです。ところがそこに書くという行動がはいると、文字を書く方にリソースがとられてしまい、同時に計算がおぼつかなくなるようです。最初は書くから混乱すると思っていましたが、どうもそれだけではないような気がしてきました。それに、私が代筆したら解けるということは、裏をかえせば誰かが代筆しないと正解できないということになってしまいます。それでは将来にわたって解決にはなりません。そこでもっとよく観察してみると、どうやら文字がたくさんある式ではそもそも頭の中でこんがらがって整理ができていないように感じました。そこで、桝を作って記号をいれ、一つずつ計算して簡単にメモをとってみようと提案しました。すると、一人でも整理しながら解ける割合が増えてきました。コツをつかむと明らかに解きやすくなっています。これなら、テスト用紙の開いたところにちょっとメモをすれば一人でもテストのとき正解にたどり着けるでしょう。

こんな些細なことですが、やってみないとなかなかたどり着けない事なのです。本人はどうしてわかっているのに、解いても解いても間違っているのか理解できていないからです。そのうちにやっても間違える、無駄だ、僕はできない、私はばかだと自己肯定感をなくしていきます。そうじゃない、自分にあった方法さえ見つけられればちゃんとできるんだよと励まし、できたときはそのがんばりをちゃんと見届ける。簡単なようでなかなか難しいことですが、エンカレッジはこじんまりした塾の為、それがなんとかできています。今後もいろんな教科で、躓きを見つけては解決策を作り出していくでしょう。

最強スキル=課題解決能力

それこそが、課題解決能力をはぐくむことだと信じています。この『課題解決能力』こそ私は最大の武器だと考えています。どんな教科もこの力が育てば自ずと答えにたどり着けるはずです。ここは学校ではありませんので、方法は問いません。使える者は親でもつかえとばかりに、先生も、インターネットもICT機器も、友達も総動員で解決してみる。ワイワイ言いながらあーでもない、こーでもないとディスカッションする。こういう学びは楽しいのです。塾長は子供らと一緒にそんな時間を過ごすのが大好きです。だから、今も英語の授業ですが、子供たちの笑い声や発言がどんどん聞こえてきます。楽しそうで、つい、混ざりたい気持ちを抑えながらブログを書いております。では、また明日!

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