伝えられるって事が安定につながるのかな

今日は幼稚園の願書を出しに行く日
ということで、お休みを頂いて
神戸にお手伝い&子守に来ております

遠く離れていると
子育てが大変でも
なかなか手伝ってやれず

2歳児と1歳児二人の子育ては
体力的にも過酷だと思います

私も身に覚えがあるので
近くに住んでいれば
もう少し手助けもできるのに…

といつも思っています

今日はお母さんが
願書を提出しに並ぶので
私が二人の孫と家でお留守番でした

上の2歳の女の子 ちゅむちゃん

ばば に似たのか
おしゃべりが…たっしゃです(笑)

お土産にドライブインで買った
「光るスライム」なる
やっすいおもちゃを買っていきました

ところがコレ、私が思っていた
スライムとはちょっと違って
やたらべたついて手におえず
子供たちに触らせるのを断念しました

ケースの中にはいっていますが
中に電池っぽいものが入っていて
衝撃を与えると光ります

これが、こどもには
たまらないみたいで
ちゅむちゃん 触ってみたい様子

ごはん前なので触らないでと
さっき言っておいたのですが
手にもってしまいました

私と目があうと

「ちょっと触って光るのを確認してみただけ」


あはは。
そう、確認したの
難しい言葉をしってるのね💦

とほほえましく見ていると
ケースを外からまじまじ見ながら

「そっかぁ。光るのは
 中にキカイのボタンが入ってるからだなぁ」

えっ?

とつぶやいていました

それ以外にも、
工作が好きなので、
柄の違った小さなテープが
いくつも入っている詰め合わせを
もってきたのですが

さっそくそのテープを使って
工作をはじめると



「このテープ、小さいから
 テープの切り目が探しやすいなぁ」

と言っています

2歳なのに、洞察力がスゴイ

孫ばかは承知ですが
感心していました

すると、工作していた紙が
ロール紙から切り出したので
くるんと回ってしまって
まっすぐ平にならないので
困って、泣き顔になってきました

すると
「あー、あー、たすけてぇ
 紙がまっすぐにならないよう
 まっすぐにしたいよう」

と言い出しました

すぐに、かしてごらん、それはね
反対がわにもう一度巻き直すと
ほらね、まっすぐになって
丸まらないよと手渡すと

「ばーちゃん、ありがとう」

といってご機嫌にもどり
また工作を始めました

ちゅむちゃんは 2歳児ですが
とても安定した子です

気持ちがおおらかな子
と思ってきましたが

今日一日一緒にいて
感じたことがあります

たぶん、ちゅむちゃんは
2歳児にしては
とてもしっかりお話ができる方だと思います

それは、いぜんからも
わかってはいました

この年齢にしては


自分の気持ちをちゃんと
大人に伝える事ができる


この事は、安定している事に
とても影響しているんだなぁ

と感じました

もし、言葉にして伝えらなかったら
キーキーと泣くしか
自分の不快を伝えるすべはありません

大人が、どうして泣いているのかを
おもんばかるしか手がありません

でも、明確に
こうしたいよぉ
これがいやだよぉ

と伝えてくれれば
対処もすぐにできます



子供も、ぐずぐずし続ける
理由がありません

お風呂から出てきた時も

「かあちゃん、おみみが聞こえないよぉ」

と伝えてくれました
水が入ってしまったのでしょう

「あぁ、ちょっとまってね」
とすぐに綿棒を取りに行く母ちゃん。

何気ない光景だけど

「自分の思っている事を伝えられる」

この何気ない事が
コミュニケーションが取れている事が

どれだけ大切なのかを
見た思いがしました

ちゅむちゃんも
さすがに2歳なので
時には言いたい事を
うまく表す言葉をみつけられず

きもちがはやって
いえなくて、泣き出しちゃう
そんな場面もいくつかあります

言えることの安定をわかったと同時に
その逆のつらさも垣間見た気がしました

発達性ディスレクシアの
人たちは、頭の中でわかっていても
それを書き出す事がくるしい

この状態のにがにがしさ
伝えられない事のもどかしさは

想像以上なのかもしれないな
と思ってしまいました

発達性ディスレクシアの場合
まず、自分自身の状態を本人が
気付いていないケースが多いです

気付かないまま
ノートがとれない、取るのに時間がかかる
家でやろうとしても
すごく疲れる、時間がかかる

それに対して
「どうしてさっさとやらないの?」
とか
「また、怠けてる」

などの言葉に傷つき

聞かれても返事は
「めんどくさいから」

の答えに終わってしまう
そうすると、また誤解を生む

この悪循環は大人でもつらい

だからこそ「知る」
それも「客観的に評価される」事

ここから始めないと
はじまらないんだと再確認した一日でした

創業の同期でブログの先輩
小規模保育園 園長のさかえ先生が

保育極意は「観察」する事

と前にいっていたけれど
育児も教育も

それはずっと一貫することですね。

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